ウイルス警告画面が消えないという経験はありませんか?
ウェブサイトを閲覧していると、突然「お使いのPCにウイルスが感染しています!」という偽のポップアップ通知が表示されることがあります。
このウイルス警告画面については、先日もお知り合いの方からご相談をいただきました。
このような問題にお悩みの方が多いと思いますので、今回の記事を書かせていただきました。
また、これは偽のセキュリティアラートで、実際には何も感染していない場合でも表示されます。
基本的に無視をすれば大丈夫なのですが、画面が閉じられない場合や、音声で警告したり、大きな音が鳴る場合もあります。
とても迷惑で不安になりますよね。
そこで今回は、ウイルス警告画面が消えないのはなぜなのか、対処法と予防策について徹底解説します。
絶対、ポップアップ画面(警告画面等)クリックしない。
記載されている電話番号には電話をしない。
ウイルス警告画面が消えないのはなぜ?
ウイルス警告画面が消えないのは、悪意を持ったウェブサイトから表示される詐欺の手口の一つです。
これらのウェブサイトは、ユーザーの検索キーワードや広告を利用して、不正にアクセスさせることがあります。
また、偽のポップアップ通知は、ウェブブラウザーのプッシュ通知に起因していることもあります。
プッシュ通知とは、ウェブサイトからユーザーに情報を送る機能で、ユーザーの許可が必要です。
しかし、許可を求める画面も偽物であることがあります。
これらの通知は、ユーザーをだまして、以下のような行動に誘導します。
ウイルスを検出するという偽のスキャンが始まり、その後、悪意のあるソフトウェアをダウンロードするように促す。
通知を閉じることができないようにし、偽のサポートに連絡するように求める。
クレジットカードや電子マネーの情報を入力するように求める。
これらの行動に応じてしまうと、パソコンがウイルスに感染したり、個人情報が漏洩したり、金銭的な被害に遭ったりする可能性があります。
そのため、ウイルス警告画面が消えない場合は、決してクリックしたり、画面に表示されている連絡先に連絡したりしないでください。
ウイルス警告画面が消えないときの対処法
ウイルス警告画面が消えないときの対処法は、ウェブブラウザー自体を閉じることです。
しかし、何らかの機能を悪用して閉じられないようにしていることもあります。
そんなときのために、強制的にアプリを終了させる方法を覚えておきましょう。
これは、不具合を起こした他のアプリにも利用できるので便利です。
まず「Ctrl」「Shift」「Esc」キーを同時に押します。
これは、起動しているプログラムを確認できる「タスクマネージャー」を起動するショートカットキーです。
タスクマネージャーが起動したら、詐欺サイトのウェブページを開いているウェブブラウザーを選択して、「タスクの終了」をクリックすると、強制終了できます。
タスクマネージャーが起動したらウェブブラウザーを選択して「タスクの終了」をクリックすると、強制終了できます。
これでウイルス警告画面が消えます。
しかし、これだけでは完全に安心できません。
ウイルスに感染していないか心配である場合は、セキュリティソフトでパソコンをスキャンしてください。
セキュリティソフトは、ウイルスやマルウェアを検出して駆除することができます。
セキュリティソフトでパソコンをスキャンすることで、ウイルスに感染していないか確認できます。
「Ctrl」「Shift」「Esc」キーを同時に押します、タスクマネージャーが起動したらウェブブラウザーを選択して「タスクの終了」をクリックすると、強制終了できます。
これでウイルス警告画面が消えます。
その後、セキュリティソフトでスキャンすることをお勧めします。
コンビニ等でプリペイドカードを購入するように誘導する場合、100パーセント詐欺です。
ウイルス警告画面が消えないときの予防策
ウイルス警告画面が消えないときの予防策は、以下のようなものがあります。
ウェブブラウザーのプッシュ通知を無効化する。
プッシュ通知は、ウェブブラウザーの設定からオン・オフを切り替えることができます。
また、許可した通知を削除することもできます。
ウェブブラウザーのキャッシュデータを削除する。
キャッシュデータとは、ウェブサイトの表示を高速化するために保存されるデータです。
しかし、これが原因で偽のポップアップ通知が表示されることがあります。
キャッシュデータは、ウェブブラウザーの設定から削除することができます。
セキュリティソフトをインストールして常に最新に保つ。
セキュリティソフトは、ウイルスやマルウェアからパソコンを守ることができます。
しかし、古いままでは効果が低下します。
セキュリティソフトは、定期的にアップデートして最新の状態に保ちましょう。
まとめ
ウイルス警告画面が消えないのは、悪意を持ったウェブサイトから表示される
詐欺の手口の一つであるウイルス警告画面が消えない場合の対処法と予防策について解説しました。
これらの対処法と予防策を実践すれば、ウイルス警告画面に悩まされることはなくなるでしょう。
しかし、ウイルス警告画面は、インターネット上に存在する様々な脅威の一つに過ぎません。
ウイルスやマルウェアは、常に進化して新しい手口を繰り出してきます。
そのため、パソコンのセキュリティを高めることは、常に重要な課題です。
以下のようなことにも注意してください。
不審なメールや添付ファイルを開かない。
メールには、ウイルスやマルウェアを送り込むための罠が仕掛けられていることがあります。
特に、差出人が分からないメールや、急を要する内容のメールには注意してください。
メールに添付されたファイルやリンクを開くと、ウイルスやマルウェアがダウンロードされる可能性があります。
信頼できるウェブサイトやソフトウェアのみを利用する。VPNを利用する。
ウェブサイトやソフトウェアには、ウイルスやマルウェアを仕込んでいるものがあります。
特に、違法なコンテンツや無料のサービスを提供しているものには注意してください。
ウェブサイトやソフトウェアを利用する前に、評判や口コミを確認してください。
パスワードを強化する。
パスワードは、パソコンやオンラインサービスにアクセスするための鍵です。
パスワードが弱いと、簡単にハッキングされる可能性があります。
パスワードを強化するためには、以下のようなことを心がけましょう。
文字数を多くする
パスワードは、8文字以上の長さが望ましいです。文字数が多ければ多いほど、ハッキングされにくくなります。
大文字と小文字、数字、記号を組み合わせる。
パスワードは、単純な単語や日付などではなく、大文字と小文字、数字、記号を組み合わせたランダムな文字列にすると良いです。
これにより、パスワードの予測を困難にします。
同じパスワードを使い回さない。
パスワードは、一つのサービスに対して一つのパスワードを設定するようにしましょう。
同じパスワードを使い回すと、一つのサービスがハッキングされたときに、他のサービスも危険にさらされる可能性があります。
VPNを利用する。
VPNとは、仮想的な専用線を作ることで、インターネット上で安全に通信することができる技術です。
VPNを利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 通信内容を暗号化できるため、第三者に盗み見られるリスクを低減できる。
- リモートワークや海外出張など、遠隔地からでも社内ネットワークにアクセスできる。
- 専用線に比べて低コストで拠点間通信が実現できる。
しかし、VPNにも以下のようなデメリットがあります。
セキュリティ管理の課題がある。
VPNの設定や運用には専門的な知識が必要であり、不適切な場合は逆にセキュリティリスクを高める可能性がある。
通信速度の課題がある。
通信内容を暗号化することで通信速度が低下する場合があり、またインターネット回線の混雑によっても影響を受ける場合がある。
コストの課題がある。
VPNの種類や機能によっては、導入コストや運用コストが高くなる場合がある。
VPNを利用する場合は、自社のニーズや予算に合わせて、適切なVPNサービスや製品を選択することが重要です。
また、VPNの利用にあたっては、以下のようなことに注意してください。
- VPNの設定や運用は、専門的な知識を持った担当者に任せるか、信頼できるベンダーやコンサルタントに依頼する。
- VPNのアップデートやパッチを定期的に行い、最新のセキュリティ対策を施す。
- VPNの接続先やパスワードは、厳重に管理し、不正なアクセスや漏洩を防ぐ。
VPNは、ウイルス警告画面に悩まされないための有効な予防策の一つです。
しかし、VPNだけでは万全ではありません。
インターネット上には、常に新しい脅威が存在します。
そのため、VPN以外の予防策も併用して、パソコンのセキュリティを高めることが必要です。
ご自身で解決できない場合は、専門的な知識をお持ちの方にご相談いただくことをお勧めします。