マイナンバーカードでパスワード(6桁以上)が分からない、そんなときの対処法についてご紹介します。
マイナンバーカードは、オンラインでの本人確認や行政サービスの利用に便利なカードですが、パスワードを忘れてしまうと使えなくなってしまいます。
私も先日、マイナポイントを受け取ろうとしたときに、パスワード(6桁以上)を求められましたが、登録時の記憶がありませんでした。
いくら考えてみても思い出せない、そんな時に試せる方法があるのをご存知でしょうか?
また、e-Tax(オンライン確定申告)や給付金の申請などでも必要となります。
今回のブログでは、マイナンバーカードのパスワード(6桁以上)を忘れた場合の対処法を以下の目次に沿ってお伝えします。
このブログを最後までお読みいただければ、マイナンバーカードのパスワード(6桁以上)に関するお悩みが解決するかもしれません。
ぜひお付き合いください。
マイナンバーカードのパスワード(6桁以上)とは何か
まずは、マイナンバーカードのパスワード(6桁以上)とは何かをおさらいしましょう。
マイナンバーカードには、4種類の暗証番号がありますが、そのうちの一つがパスワード(6桁以上)です。
正式には「署名用電子証明書暗証番号」と呼ばれます。
このパスワード(6桁以上)は、インターネットで電子文書を作成・送信するときに、「この電子文書は確かに自分が作成・送信した書類です」と証明するために使います。
例えば、e-Tax(オンライン確定申告)や給付金の申請などで必要になります。
パスワード(6桁以上)は、英数字の組み合わせで、6桁から16桁まで自由に設定できます。
英字は大文字を使います。
このパスワード(6桁以上)は、マイナンバーカードを受け取るときに自分で設定しますが、住所や氏名を変更すると自動的に失効してしまいます。
その場合は、再設定が必要になります。
パスワード(6桁以上)を忘れた場合の対処法
では、パスワード(6桁以上)を忘れた場合はどうすればいいのでしょうか。
パスワード(6桁以上)を忘れた場合の対処法は、大きく分けて2つあります。
- 自分で初期化する方法
- 市区町村窓口で再設定する方法
- コンビニで自分で初期化する方法
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
自分で初期化する方法
自分で初期化する方法は、パスワード(6桁以上)をスマートフォンのアプリを使って初期化することができます。
この方法のメリットは、市区町村窓口に行かなくても済むことです。
デメリットは、パスワード(6桁以上)スマートフォンのアプリの操作がやや複雑なことです。
自分で初期化する手順
自分で初期化する方法の手順は以下の通りです。
- 「JPKI暗証番号リセット」アプリをダウンロードしてインストールする
- アプリの初期画面をスクロールし、「同意」をタップする
- 「パスワード初期化予約」をタップする
- マイナンバーカードの表面をカメラで読み取る
- 生年月日、有効期限、セキュリティコードが読み込めたら「次へ」をタップする
- マイナンバーカードにスマートフォンを載せて、4桁の「利用者証明用パスワード」を入力する
- 「パスワード初期化」をタップする
- マイナンバーカードにスマートフォンを載せて、4桁の「利用者証明用パスワード」を入力する
- 新しいパスワード(6桁以上)を入力する
- 初期化が完了したことを確認する
以上で、自分で初期化する方法の手順は終わりです。
この方法でパスワード(6桁以上)を忘れた場合でも、自分で対処できます。
市区町村窓口で再設定する方法
市区町村窓口で再設定する方法は、パスワード(6桁以上)を忘れたことを申告して、新しいパスワード(6桁以上)を設定する方法です。
この方法のメリットは、パスワード(6桁以上)をスマートフォンのアプリの操作が不要なことです。
デメリットは、市区町村窓口に行く必要があることです。
市区町村窓口で再設定する手順
市区町村窓口で再設定する方法の手順は以下の通りです。
- マイナンバーカードと本人確認ができる証明書(免許証など)を持って、住民票のある市区町村の窓口に行く
- マイナンバーカードのパスワード(6桁以上)を忘れたことを申告する
- 窓口に案内され、再設定を依頼する
- 自分で用紙に、新たに設定したいパスワードを記入する(メモ用)
- 用紙に記入したパスワード(6桁以上)を端末に入力する
- 端末がパスワード(6桁以上)の設定を完了したことを表示する
- 職員からマイナンバーカードを返却される
- 職員からパスワード(6桁以上)の再設定が完了したことを確認する
以上で、市区町村窓口で再設定する方法の手順は終わりです。
この方法でパスワード(6桁以上)を忘れた場合でも、再設定できます。
ただし、市区町村窓口の営業時間や混雑状況によっては、時間がかかる場合がありますので、注意が必要です。
コンビニで自分で初期化する方法(イオン含む)
コンビニで再設定可能というのは、2022年2月から全国のセブン-イレブンのマルチコピー機で対応が開始されたサービスです。
コンビニのキオスク端末を利用して初期化することができます。
セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・マックスバリュー・
イオン(富士フイルムビジネスイノベーション製キオスク端末が設置されている店舗でご利用可能です。)
詳細は下記ポータルサイトにてご確認ください。
https://www.jpki.go.jp/jpkiidreset/howto/kiosk.html
このサービスを利用するには、マイナンバーカードと利用者証明用パスワード(4桁)、NFC搭載スマートフォン、専用アプリ「JPKI暗証番号リセット」が必要です。
アプリはiOSとAndroid版が用意されています。
コンビニで自分で初期化する手順
コンビニで再設定する方法の手順は以下の通りです。
- 「JPKI暗証番号リセット」アプリをダウンロードしてインストールする
- アプリの初期画面をスクロールし、「同意」をタップする
- 「パスワード初期化予約」をタップする
- マイナンバーカードの表面をカメラで読み取る
- 生年月日、有効期限、セキュリティコードが読み込めたら「次へ」をタップする
- マイナンバーカードにスマートフォンを載せて、4桁の「利用者証明用パスワード」を入力する
- 「パスワード初期化」をタップする
- マイナンバーカードにスマートフォンを載せて、4桁の「利用者証明用パスワード」を入力する
- 新しいパスワード(6桁以上)を入力する
- 初期化が完了したことを確認する
- 24時間以内にコンビニ等のマルチコピー機に行き、「行政サービスメニュー」を選択する
- 「マイナンバーカード」ボタンを選択する
- 「署名用パスワードの初期化・再設定」ボタンを選択する
- マイナンバーカードにマルチコピー機をかざし、4桁の「利用者証明用パスワード」を入力する
- 新しいパスワード(6桁以上)を入力する
- 再設定が完了したことを確認する
以上で、コンビニで再設定する方法の手順は終わりです。
この方法でパスワード(6桁以上)を忘れた場合でも、自分で対処できます。
コンビニでの手続きは、6時30分から23時までとなっていますので、注意してください。
コンビニで再設定可能ということは、とても便利なサービスだと思います。
市区町村窓口に行く時間がない方や、スマートフォンのアプリの操作が苦手な方にもおすすめです。
もし、パスワード(6桁以上)を忘れてしまったら、ぜひコンビニで再設定してみてください。
地方公共団体情報システム機構 公的個人認証サービス ポータルサイト【署名用パスワードをコンビニで初期化】
https://www.jpki.go.jp/jpkiidreset/howto/index.html
パスワード(6桁以上)を忘れないためのコツ
パスワード(6桁以上)を忘れないためのコツは、以下のようなものがあります。
- パスワード(6桁以上)を自分にとって意味のある言葉や数字にする
- パスワード(6桁以上)を紙やメモ帳などに書いて、安全な場所に保管する
- パスワード(6桁以上)を定期的に変更する
- パスワード(6桁以上)を他人に教えない
これらのコツを実践すれば、パスワード(6桁以上)を忘れるリスクを減らすことができます。
ただし、パスワード(6桁以上)を記録する場合は、紛失や盗難に注意してください。
また、パスワード(6桁以上)を変更する場合は、住所や氏名を変更したときと同じように、再設定が必要になりますので、忘れないようにしてください。
これでもう安心。
地方公共団体情報システム機構 公的個人認証サービス ポータルサイト【パスワードの失念】
https://www.jpki.go.jp/procedure/password.html
まとめ
今回のブログでは、マイナンバーカードのパスワード(6桁以上)を忘れた場合の対処法と、忘れないためのコツについてご紹介しました。
パスワード(6桁以上)は、オンラインでの本人確認や行政サービスの利用に必要な暗証番号ですが、登録時の記憶がないと使えなくなってしまいます。
その場合は、自分で初期化する方法や市区町村窓口で再設定する方法がありますが、どちらも手間がかかります。
そこで、パスワード(6桁以上)を忘れないためのコツを実践して、トラブルを防ぐことが大切です。
地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト
https://www.kojinbango-card.go.jp/