今回はイタリアのナポリ近郊にある世界遺産、ポンペイ遺跡をご紹介します。
ポンペイ遺跡とは、紀元79年にヴェスヴィオ火山の大噴火で一瞬にして壊滅した古代ローマ時代の都市の跡です。
火山灰によって街が埋もれたため、当時の建物や壁画、彫刻などが驚くほど良い状態で保存されています。
ポンペイ遺跡は、2000年以上前のローマ人の暮らしを垣間見ることができる貴重な場所です。
ポンペイ遺跡へは、ナポリから電車で約40分で行くことができます。
駅から徒歩5分ほどで遺跡の入口に到着します。
ポンペイ遺跡は広大な敷地に広がっており、見学には数時間かかります。
半日かけても、まだ全てを見ることはできません。
そこで、見どころをいくつかご紹介します。
大劇場(Teatro Grande)
大劇場は、古代ローマ最古の劇場の一つです。
最大15000人収容できる円形の観客席と舞台があります。
当時は喜劇や悲劇などが上演されていました。
現在でもコンサートやイベントなどが開催されることがあります。
売春宿(Lupanare)
売春宿は、ポンペイの街にあった性風俗店です。
小さな部屋にベッドや壁画が残っています。
壁画には性的なシーンやメニューが描かれています。
当時のローマ人の性生活や価値観を知ることができます。
避難者の園(Giardino dei Fuggiaschi)
避難者の園は、火砕流によって死亡した人々の石膏像が展示されている場所です。
空洞になった体に石膏を流すことで復元されたものです。
赤ん坊を抱える母子像や抱き合った恋人像などがあります。
彼らの表情や姿勢から、噴火の恐怖や悲しみを感じることができます。
ポンペイ遺跡は、古代ローマ文化や歴史を学ぶだけでなく、人間の生き様や感情にも触れることができる素晴らしい場所です。
訪れた気分を味わってください。
機会がございましたら、ぜひ一度訪れてみてください。
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