唐揚げは日本の定番料理のひとつで、家庭でもよく作られますよね。
しかし、唐揚げを作るときには、味がしっかり染みているか、衣がカリッとしているか、油の温度は適切かなど、気になるポイントがたくさんあります。
そこで今回は、唐揚げのプロ顔負けの作り方をご紹介します!
下味にお味噌・ニンニク・すりおろしリンゴなどを使って、風味豊かでジューシーな唐揚げを作ってみましょう。
目次
唐揚げの下味におすすめの調味料とその効果
唐揚げの下味には、醤油・酒・生姜などがよく使われますが、それ以外にも色々な調味料を使ってアレンジすることができます。
ここでは、唐揚げの下味におすすめの調味料とその効果を紹介します。
- お味噌:鶏肉にコクと旨みを与えるだけでなく、塩分や糖分があるため、水分が抜けて衣がカリッと仕上がります。また、酵素や乳酸菌が含まれているため、鶏肉を柔らかくする効果もあります。
- ニンニク:鶏肉に香りと辛みを与えるだけでなく、アリシンという成分が含まれているため、油の温度が高くなっても衣が焦げにくくなります。また、ニンニクには殺菌作用もあるため、鶏肉の臭みを消す効果もあります。
- すりおろしリンゴ:鶏肉に甘みと酸味を与えるだけでなく、マラス酸やペクチンという成分が含まれているため、鶏肉の繊維をほぐして柔らかくする効果もあります。また、リンゴにはビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれているため、油の酸化を防いで衣がサクッと仕上がります。
唐揚げの下味にお味噌・ニンニク・すりおろしリンゴを使ったレシピ
それでは、唐揚げの下味にお味噌・ニンニク・すりおろしリンゴを使ったレシピを紹介します。
材料は以下の通りです。
- 鶏もも肉:400g
- お味噌:大さじ2
- ニンニク(すりおろし):小さじ1
- リンゴ(すりおろし):1/4個分
- 醤油:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 片栗粉:適量
- 揚げ油:適量
作り方は以下の通りです。
- 鶏もも肉は一口大に切り、ボウルに入れます。
- お味噌・ニンニク・リンゴ・醤油・酒を加えてよくもみ込み、冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
- 漬け込んだ鶏肉に片栗粉をまぶし、余分な粉ははたき落とします。
- 180℃に熱した油で鶏肉に火が通るまで揚げます。途中、油の温度が下がらないように火加減を調整します。
- 油をきって完成です。
衣に片栗粉と薄力粉を混ぜる理由
唐揚げの衣には、片栗粉と薄力粉を混ぜることで、サクッと軽い食感に仕上げることができます。
片栗粉は水分を吸収しやすく、油の温度が高いとすぐに固まってカリッとします。
薄力粉は水分を吸収しにくく、油の温度が低いとしっとりします。
この二つの特徴を組み合わせることで、衣の中はしっとり、外はカリッとしたバランスの良い唐揚げになります。
二度揚げする理由とコツ
唐揚げを二度揚げすることで、中はジューシー、外はカリッとした仕上がりになります。
二度揚げする理由は以下の通りです。
- 一度目の低温揚げでは、鶏肉に火を通して肉汁を閉じ込めます。この時点では衣はまだ柔らかいです。
- 一度取り出して休ませることで、鶏肉の余熱で中まで火が通ります。また、衣の水分が蒸発してパリッとします。
- 二度目の高温揚げでは、衣にカリッとした食感と色付きを与えます。この時は短時間で揚げることがポイントです。
二度揚げするコツは以下の通りです。
- 一度目の低温揚げは160~170℃で3~4分程度です。鶏肉が浮いてきたら火が通っています。
- 一度取り出した後は4~5分程度休ませます。この間に油の温度を190℃に上げておきます。
- 二度目の高温揚げは190℃で1~2分程度です。衣がカリッと色付いたらすぐに取り出します。
唐揚げをカラッと揚げるコツと注意点
唐揚げをカラッと揚げるためには、以下のコツと注意点を覚えておきましょう。
- 鶏肉は室温に戻してから揚げると、中まで火が通りやすくなります。
- 衣は薄くまんべんなくつけると、サクッと軽い食感になります。衣が厚すぎると、油を吸って重くなったり、中が生焼けになったりすることがあります。
- 油の温度は180℃が目安です。油に木製の菜箸を入れたときに、箸全体から勢いよく泡が出るくらいが適温です。油の温度が低すぎると衣がベタッとしてしまいますし、高すぎると外側が焦げて中が生焼けになってしまいます。
- 一度にたくさん揚げると油の温度が下がってしまうので、少しずつ入れるようにしましょう。また、揚げる途中で上下を返すことで、均一に火を通せます。
- 揚げた後は油をしっかり切ってください。油切り用の金網やキッチンペーパーなどを使うと便利です。油を切らないと衣がしけってしまいます。
以上、唐揚げのプロ顔負けの作り方をご紹介しました。
下味にお味噌・ニンニク・すりおろしリンゴを使って、風味豊かでジューシーな唐揚げを作ってみてくださいね。
お弁当やおつまみにもぜひお試しください。
今日は唐揚げが食べたいな的な
唐揚げ美味しいですよね。