ふるさと納税とは、自分の住んでいる自治体以外に寄付をすることで、所得税や住民税から控除を受けられる制度です。
寄付した自治体からは、お礼として地域の特産品や体験券などの返礼品が送られてきます。
ふるさと納税は、自分が応援したい自治体やプロジェクトを選ぶことができるので、地方創生や社会貢献にもつながります。
ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税は、寄付金額から2,000円を差し引いた額が、翌年の所得税や住民税から控除されます。
例えば、10,000円寄付した場合は、8,000円が控除されます。
ただし、控除される額には上限があります。上限額は、所得や家族構成などによって異なりますが、一般的には所得税額の20%以下です。
上限額を超えた分は控除されません。
ふるさと納税の使い方
ふるさと納税をするには、以下の手順を踏みます。
- 寄付先の自治体やプロジェクトを選ぶ
- ふるさと納税サイトや自治体のホームページから寄付申し込みをする
- 寄付金を支払う(クレジットカードや銀行振込など)
- 寄付金受領証明書が送られてくる
- 返礼品が送られてくる
- 確定申告をする(ワンストップ特例制度を利用する場合は不要)
ふるさと納税サイトとは?
ふるさと納税サイトとは、インターネット上でふるさと納税の寄付申し込みや返礼品の選択ができるサイトです。
各自治体が用意する返礼品やプロジェクトの情報を一覧で見ることができます。
また、ポイント還元やキャンペーンなどの特典もあります。
ふるさと納税サイトのおすすめ
ふるさと納税サイトは数多くありますが、その中でもおすすめのサイトを3つご紹介します。
楽天ふるさと納税:ポイント還元率が最大30%と高く、楽天市場や楽天カードなど楽天グループのサービスと連携しています。
楽天ふるさと納税では、ふるさと納税の仕組みや手続き、おすすめの返礼品などを紹介しています。
例えば、以下のようなコンテンツがあります。
- かんたんシミュレーター
年収や家族構成から、自己負担額が2,000円になる寄付上限額の目安を計算できるツールです。
- ふるさと納税はじめてガイド
ふるさと納税の寄付から税金控除までの流れや注意点をわかりやすく解説しています。
- ランキングから探す
人気の返礼品をジャンル別や金額別にランキングで見ることができます。
- ROOMでユーザーのおすすめから探す
楽天ROOMでふるさと納税の返礼品を紹介しているユーザーの投稿を見ることができます。
- ふるなび:Amazonギフト券に交換できるポイントが1%還元されます。
家電やブランド品など返礼品の種類が豊富です。
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ふるなびでは、約25万種類の返礼品を掲載しており、人気の肉や果物、電化製品などが豊富にあります。
また、ふるなび独自のサービスとして、寄付金額に応じてAmazonギフトカードやPayPay残高に交換できるふるなびコインがもらえたり、旅行やグルメなどのポイント制ふるさと納税ができたりします。
ふるなびは、東証一部上場の株式会社アイモバイルが運営しており、2014年からサービスを開始しました。
ふるなびは、地域活性化を支援することを目的としており、災害支援やクラウドファンディングなどのプロジェクトにも参加しています。
ふるなびは、ふるさと納税の認知啓蒙や利便性向上に努めており、多くのユーザーから高い評価を得ています。
ふるさとチョイス:掲載自治体数や返礼品数が最も多く、利用者数もNo.1です。
初めて利用する方は9%のポイントが還元されます。
ふるさとチョイスでは、全国の1,788自治体から約50万点のお礼の品を探すことができます。
また、以下のような特長があります。
- ふるさとチョイスは、お礼の品掲載数No.1のふるさと納税サイトです。
人気の肉や果物、電化製品などが豊富にあります。
- ふるさとチョイスでは、寄付金額に応じてAmazonギフトカードやPayPay残高に交換できる「チョイスマイル」がもらえます。
また、旅行やグルメなどのポイント制ふるさと納税も できます。
- ふるさとチョイスでは、地域活性化を支援することを目的としており、災害支援やクラウドファンディングなどプロジェクトにも参加しています。
寄付金の活用報告も見ることができます。
- ふるさとチョイスでは、全14種類の決済方法が利用可能です。
クレジットカードやコンビニ支払いなどが選べます。
- ふるさとチョイスでは、初めての方でも安心してふるさと納税ができるように、ふるさと納税ガイドやシミュレーターなどを提供しています。
ふるさとチョイスは、ふるさと納税を通じて日本各地の魅力に触れられる素晴らしいサイトです。
メリット・デメリット
メリット
- 寄附者は、寄附金額から2,000円を差し引いた残り全額が、所得税や住民税から控除されます。これにより、自己負担が少なくなります。
- 寄附者は、寄附先の自治体からお礼として返礼品をもらえます。返礼品は地域の特産品や名産品がほとんどで、高級食材や工芸品などがあります。
- 寄附者は、寄附する自治体や寄附金の使い道を自由に選べます。自分の故郷や思い入れのある地域、応援したいプロジェクトなどに寄付することができます。
- 寄付先の自治体は、財源確保につながります。特に人口が少なく税収が減少している地方自治体や災害復興に必要な自治体にとっては助かります。
- 寄付先の自治体は、地元産業の活性化や地域のPRにつながります。返礼品を通じて地域の魅力を発信したり、寄付者を観光客として誘致したりすることができます。
デメリット
- 寄附者は、税額控除を受けるために確定申告やワンストップ特例制度の手続きが必要です。これには時間や手間がかかります。
- 寄附者は、減税や節税効果はありません。寄附金額から2,000円を差し引いた額が控除されるだけで、実質的には損をすることになります。
- 寄附者は、控除限度額を超えると自己負担になります。控除限度額は年収や家族構成などによって異なりますが、超えた分は控除されません。
- 寄付先の自治体は、税収が減る可能性があります。住民が他の自治体に寄付してしまうと、その分だけ自分たちの税収が減少します。
- 寄付先の自治体は、返礼品の提供にコストがかかります。返礼品の調達や発送などにも費用が必要ですし、返礼品の内容によっては批判を受けることもあります。
まとめ
ふるさと納税は、自分の好きな自治体に寄付をすることで、税金の控除や返礼品を受けられる制度です。
ふるさと納税サイトを利用すれば、簡単に寄付申し込みや返礼品選択ができます。
ポイント還元やキャンペーンなどの特典もありますので、ぜひ活用してみてください。
総務省
ふるさとに帰りたくなったの映像
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