Googleダークウェブレポートは、個人情報がダークウェブに漏洩していないかを無料で確認できる便利なツールです。
2024年7月下旬以降は、Google Oneメンバーシップ特典ではなく、すべてのGoogleアカウントユーザーに提供されます。
1. ダークウェブレポートとは?
Googleが提供する「ダークウェブレポート」は、ユーザーの個人情報がダークウェブ上で漏洩していないかをスキャンし、その結果を報告するサービスです。
このレポートは、Google Oneメンバーシップに加入しているユーザーだけでなく、一般のGoogleアカウントユーザーも利用できます。
2. ダークウェブレポートの機能
メールアドレス、パスワード、電話番号などの個人情報がダークウェブ上で漏洩している可能性があるデータ侵害を監視します。
漏洩が検知されると、ユーザーはメールや通知で知らされます。
漏洩した情報に関連するアカウントのパスワード変更などの対策を推奨します。
3. ダークウェブレポートの利用方法
Googleアカウントでログインします。
セキュリティ設定に移動します。
「ダークウェブレポート」を有効にします。
スキャンを実行します。
4. ダークウェブレポートでできること
自分のメールアドレスがダークウェブに流出していないかを確認できます。
流出が確認された場合は、パスワードの変更や2要素認証の設定などの対策を講じることができます。
今後の情報漏洩対策についてアドバイスを受けることができます。
5. ダークウェブレポートの重要性
個人情報の漏洩は、オンラインでのセキュリティリスクを高めます。
パスワードの推測、フィッシング詐欺、なりすましなど、さまざまな犯罪に悪用される可能性があります。
ダークウェブレポートは、こうしたリスクを軽減し、個人情報を保護するために役立ちます。
6.情報流出が確認された場合の対策例
パスワードの変更: 漏洩した情報に関連するすべてのアカウントのパスワードを直ちに変更してください。
強力でユニークなパスワードを使用し、各アカウントごとに異なるパスワードを設定することが重要です。
2要素認証の設定: 可能であれば、2要素認証(2FA)を設定して、アカウントのセキュリティを強化してください。
これにより、パスワードだけではなく、別の認証方法が必要になります。
セキュリティ質問の見直し: セキュリティ質問とその回答を更新し、個人情報が漏洩したことによって推測されやすくなった回答は避けてください。
銀行やクレジットカード会社への通知: 銀行やクレジットカード会社に連絡を取り、不正な取引がないか監視を依頼します。
必要に応じて、新しいカードの発行を要求することも検討してください。
クレジットレポートの確認: 定期的にクレジットレポートを確認し、不審な活動がないかをチェックします。
不審な活動がある場合は、クレジット監視サービスに登録することも検討してください。
フィッシング詐欺への警戒: 漏洩した情報を利用したフィッシング詐欺に注意し、不審なメールやリンクを開かないようにしてください。
プライバシー設定の見直し: ソーシャルメディアやその他のオンラインサービスのプライバシー設定を見直し、個人情報の公開範囲を制限してください。
7. まとめ
Googleダークウェブレポートは、個人情報の安全を守るために役立つ無料のツールです。
すべてのGoogleアカウントユーザーが利用できるので、ぜひ活用して、自身の情報漏洩リスクを軽減しましょう。
8.参考リンク
Google One: https://one.google.com/?g1_landing_page=1
一般財団法人日本情報経済社会推進協会: https://www.jipdec.or.jp/index.html
個人情報保護委員会: https://www.ppc.go.jp/
情報セキュリティ安心相談窓口 (IPA): https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/index.html